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Posted by ミリタリーブログ  at 

2010年02月14日

ちょんの間





ミリブロの入り口でサムネイルとタイトルを見てエロ記事を期待して来られた方、申し訳ありません。以前書いた料理記事のエントリーの続きです。宜しければ記念にコメント欄へ「ワッフルワッフル」と書いて行って下さい。

そのエントリーで、エスニック料理店で流行るのは「辛さ」と「在日コミュニティが多い」の2点を満たしたジャンル、と書きました。

2005年まで横浜市黄金町のあたりに「ちょんの間」があったのです(ちょんの間を知らない方のために説明すると非合法の本番風俗)。一時期はそりゃあ凄いものでしたよ。実は95年ごろにこのあたりに住んでいたのですが、夜は本当に無法地帯でしたねえ。頭から血を流して倒れている人間がいてもみんな横を平気な顔をして通り過ぎるし、「刺青お断り」の銭湯に行ったら俺以外全員が刺青ってこともありました。覚醒剤の売人もそこらにいたなあ。

ここらへんの話をアカトラさんにした時「まるで松田優作の「探偵物語」みたいですね」と言われたんですが、どちらかというと「探偵物語」にインスパイアされた永瀬正敏の「私立探偵濱マイク」に近いですね。場所もおんなじだし。


風俗嬢は中国人かタイ人で、ほとんどタイ人でした(立ちんぼだと南米系もいましたね)。多数のタイ人がいるということは、それだけ需要が増えるということです。先ほどの「在日コミュニティが多い」というのがここで出てきます。それも小さい区画に密集して・・・。

多くのタイ料理屋、食材&雑貨店、闇両替商に地下銀行・・・未確認ですが、タイ人専用ホストクラブまであったそうです。タイ料理屋はちゃんと営業許可を取ったものから居抜きのスナック跡でひっそり営業しているもの、弁当屋まで多数ありました。そういう店は日本人の舌に合わせるようなことはしませんから濃厚な本場タイの味がします。日本語の書かれたメニューなど無い(というかメニューそのものが無い場合も多い)店の一角で、タイ人のお喋りに肩身を狭くしながらかっこむタイ料理は極上の味がしましたね。

先に書いたとおり、2005年の壊滅以降タイ人は激減しましたので、件のタイ料理店の殆どはツブれました(往時の黄金町に興味のある方は「黄金町マリア」という本がオススメです)。ですが黄金町~横浜橋~伊勢佐木町の三角地帯にはまだけっこうタイ料理屋が残っています。もし横浜スタジアムや中華街に行くことがあればこのあたりをうろついてみては如何でしょうか。今は治安もかなりマシになっています。横浜橋には松崎商店の横浜支店もありますよ!

このコミュニティの多いところに美味しい店がある、という法則は旅先でも使えますので是非お試し下さい。

  


Posted by トヨ  at 00:37Comments(3)ベトナム料理