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Posted by ミリタリーブログ  at 

2014年07月01日

2014年 タイガーエンブさん帝都上陸




今回もアカトラさんにデザインをお願いしました!
そして立川、中野、新宿のお店にフライヤー設置をお願いし、6月29日の
Vショーでも配布いたしました。

皆さまの来場をお待ちしております!

  


Posted by トヨ  at 18:37Comments(0)沖縄購入物・書籍などその他

2014年07月01日

SR-71 ブラックバードのバッグ

沖縄のタイガーエンブさんに、このようなポスターが貼ってあります。





事の始まりは2011年7月でした。
嘉手納基地祭(アメリカンフェスト)を堪能した帰りにタイガーエンブさんに寄ると、遠い昔に
オーダーを受けたものの、持ち主が取りに来なかったバッグを見せて貰いました。今でこそ
パッチしか作製していないタイガーエンブさんですが、昔はバッグなども作製していたのです。

件のバッグは1971年8月4日注文、10日後の8月13日以降に引き取りという
オーダー。そして、今に至るまで注文者は来ない。

幸いなことに注文者の名前があり、デザインはSR-71。もしかしたら連絡がつくかも
しれない・・・と「嘉手納スタイル」の共同制作者、NAOさんが一時預かることになりました。

注文者はJhon.Storrieさん。NAOさんが第9戦略偵察航空団の研究サイトや、USAFの
サイトを調べるとSR-71の初代インストラクイターパイロットで、准将で退役していることが
判明。しかし、退役しているということは現在どこにいるか判らない、ということです。

それからはメールで調査。いろいろな所にメールしても「判らない・答えられない」の回答。
いい加減諦めかけていたところ、「もしかしたら退役したら歴史の一部になるんだから、
歴史部門にメールしたほうがいいんじゃね?」と思いつき、メールしてみたところ、【これは
あくまで退役時のものであって現在でもここに住んでいるかは不明】という但し書き付きで
バージニア州アーリントンの住所を教えて貰いました。

現在の住所は判らない。メールアドレスも電話番号も判らない。
そして、アメリカの国営郵便は信用がならない。

少しでも打率を高めるためにNAOさんはフェデックスに持ち込みます。電話番号・
メールアドレスが無いため返送される可能性が高い事、そしてそのような状況になっても
運送料は帰ってこない。店員さんに因果を含められた上で発送しました。運送料は
1万円くらいしたんじゃないかな?

それから10日後、NAOさんの元に1通のメールが届きます。年老いた准将が届いた
バッグを手に微笑んだ画像が添付され、本文には
「Dear NAO.Thanks for delivering this bag! How honorable of you to complete
my order. What a wonderful surprise! Many thanks,Ret Gen.Jhon Storrie」
日付は2011年11月15日でした。40年ぶりに届いたということですね。

ちょうど「嘉手納スタイル」の改定前だったので、このエピソードも載せることに。
ただし、功労者のNAOさんから「ボカして書いて」とのリクエストを受けたので
海外冒険小説&秋山晶御大の文章を真似て藤島大さんの風味を加えた
乾いた文体にして載せました。ご覧になった方も多いんじゃないでしょうか?

そして、40年間気を揉んでいたタイガーエンブの先代に報告するため、アカトラさんに
無理を言ってお願いしたのがこのポスターです。店に飾るだけだった筈なのですが、
先代の奥さんが「これ(ポスター)、家に持って帰る!」と言い出したのでちょっとした
騒ぎ?になりました。

我々はミリヲタですが、沖縄で軍に関わる仕事をしている方が皆ミリタリーに興味が
あるわけではありません。というか、家庭にはそういう物を持ち込まない方が殆どです。
先代の奥さんもそういうタイプなのですが、余程今回のエピソード&アカトラさんの
デザインが気に入ったのでしょうね。もう1枚出力することになりましたww

そして今回の功労者NAOさん。費用持ち出しで40年前の約束を果たす手助けを
されました。立派な行為です。正しい事を為す者には良い事があるでしょう。
貴方にいいことありますように。


んでもって今回のようつべ。


バッグが故郷に帰ったのでww





  


Posted by トヨ  at 18:08Comments(0)沖縄