2010年01月21日

ベトナム料理への道①





皆様がミリタリー趣味に目覚めたのは何時ごろでしょうか?
自分の場合は1983年ごろで、第1次ベトナムブームの後。プラトーンから始まった第2次ブームの隙間で、資料などが皆無だった時代ですね。しかも住んでいたのが北のはずれでミリタリーショップなどは無く、自衛隊の払下げ屋ばかり。情報を得るために図書館に通い、岡村昭彦や沢田教一の写真集を借り、目を皿のようにして見ておりました。

その中で借りた一冊が開高健の「ベトナム戦記」。

最前線の描写も凄いのですが、心を惹かれたのはサイゴンの街並みの描写でした。元々フランスと中国の文化に造詣が深い著者ですので、その文化が混在したサイゴンはとても水が合ったのでしょうね。普通の人々の暮らしから、阿片窟まで精力的に取材されたようです。

食事の描写で出てくるニョクマムがベトナム料理への興味のキッカケです。秋田のしょっつるにも似たこの調味料がベトナム料理の基本と知り(実際には普通の醤油も多用します。むしろ醤油の方が多いかもしれません)、探してみましたがなんせ27年前の田舎街、そんなものはありません。エスニック料理屋といえなインドカリー屋がせいぜいで(スープカリーなど存在すらしていませんでした)タイ料理屋もありませんでしたから代用品のナンプラーも手に入れることは出来ません。結局、18の歳に上京するまでベトナム料理はお預けとなるのでした。

(蛇足ですが、漫画家の西原理恵子は近藤紘一の「サイゴンからきた妻と娘」を読んでニョクマムに興味を持ったと「裏ミシュラン」の中で描かれております)

亡くなられた開高健の記念館が湘南の地に建立されています。常設展の他に企画展もあり、ベトナム戦争関連もやった実績があります。こまめにチェックされては如何でしょうか?

http://kaiko.jp/kinenkan/



  


Posted by トヨ  at 00:37Comments(5)ベトナム料理