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Posted by ミリタリーブログ  at 

2010年02月03日

ベトナム料理への道④(たぶんこれで終わり)





さて、いざベトナム食材を扱うお店を探そうとしてもどうしたらいいやら判らず、学校の留学生に聞いたり雑誌などを見てお店の見当を付けて都内近郊をウロウロと放浪しておりました。

アメ横センタービルの地下、大久保無国籍街、横浜中華街・・・。

ダメ元で行ってみた横浜中華街では意外と多くのベトナム食材と出会えました。これはあくまで推察なのですが、横浜中華街は広東料理系(=香港)の料理店が多く、その香港にはベトナム人・華系ベトナム人難民が住み着いているんですね。中国に返還された今ではどうか判りませんが、90年ごろに行った時は鼓油街のあたりがベトナムストリートとなっていた記憶があります。その関係でベトナム食材を扱う店が中華街にあったのかもしれません。

でもって念願のニョクマムを購入。いまではミニサイズもありますが当時は大瓶しかなく、これを消費するために三食全ての料理にニョクマムを投入し、味を確かめるという楽しいのか苦行なのか自分自身でもよく判らない日々が始まります。常に部屋にニョクマムの香りが漂っているため、友人からは「おまえの部屋は男子更衣室の匂いがする」と失礼な事を言われたりもしましたww
(そんな友人たちも数年後のコメ騒動の時にはタイ米に対処する術を得るためにニョクマムを借りに来るのだから現金なものです)

アメ横センタービル地下はいまでも食材の調達に行きます。当時はイラン人の変造テレカ売りがいっぱい居たんですが、今では全く見なくなりましたねえ。というかイラン人が減ったよね。

ここまでと①~③までは1990年ごろの話です。今はホント状況が改善されました。福山商店やメコンセンターへ行けば殆ど全ての食材が手に入りますし、フォーやニョクマムなら値段を気にしなければカルディーコーヒーで買えます。生春巻の皮に至ってはベトナム製の質のいいものが近所のサミットで扱っていますからね。イベントの前に仕入れで1日潰した時期が夢のようです。

ベトナム料理店も一部の好事家のものではなくなり、「料理の鉄人」初代フレンチの鉄人石鍋シェフがベトナム料理店を開店するようになってからは完全に市民権を得ていると思います。都内のターミナル駅近辺であれば気軽にベトナム料理が食べられるようになった手軽さをありがたがる一方で、20年前のような怪しい?雰囲気のお店が減りつつあるのは残念な気もするんですけどね・・・。
  


Posted by トヨ  at 12:14Comments(2)ベトナム料理