2010年01月27日

ベトナム料理への道③

昨日女性向けの深夜番組を見ていたら、ホーチミン市への2泊3日のツアーが5万円を切っていました。すげーなあ、20年前ならツアー料金が30万円を切ることはなかったと思います。更にハノイ行きまで旅程に入れたら50万円くらいになってたんじゃないかな?

そんな頃に、決して安くは無いツアー料金を払ってベトナムへ行った方とお話しする機会がありました。

都内のベトナム料理店の話題になったとき、「うーん、しょうがないけど食材が手に入らないから全然違うんだよね」と教えてくださいました。曰く、まず生春巻の皮は全部タイ産で全然違うし、野菜も価格の問題で代用品が多いとの事。たしかにね、沖縄は別として都内じゃバジルなんかはほんのちょっとで数百円するし。

「でもまだいい方だよ、正直な分だけ。○×なんかはニョクマムじゃなくてナンプラー使っているしね」
(注:このお店は前回の記事にあった店ではありません、ちなみにもうツブれています)

ナンプラーはタイの調味料で、魚を原料とした所謂魚醤。ベトナムのニョクマムと非常に似ています。ただ、2つ並べて舐めてみると判りますが明らかに違います。

似ているからといって一緒にするとそれぞれの国の方に怒られますww 例えばコレを読んでいる関西の方(いるかな?)、「タコ焼きと明石焼きっておんなじでしょ?」と言われたら反論したいですよね?私の家人は東京下町生まれなんですが、もんじゃ焼きを食べている時に「焼き方が違うだけで殆どお好み焼きと同じじゃね?」と冗談で言ったら目の前の鉄板で利根川土下座をさせらそうになりましたwww





店も努力はしているんですよ。でも食材が手に入らない。入手できても価格の問題で諦めざるを得ない。

1990年ごろのエスニック料理興隆のポイントは「辛さ」と「在日コミュニティの母体数」にあったと思われます。

いま日本で店舗数の多いエスニック料理店は韓国料理、タイ料理ですかね。2つとも猛烈に辛いですし、在日コミュニテイも相当な数です。日本人としてはお店に辛さを求めますし、在日コミュニティの充実度は食材の入手ルートの豊富さと比例します。

在日ブラジル人も相当いますが、ブラジル料理店ってそんなに無いですよね。ブラジル料理は塩とニンニクが味付けの基本なので、意外と辛いものが無いのですよ。以前、ブラジルの某格闘家が来日した際、デニーズでカレーライスを注文したところ辛くて喰えなかった、というエピソードを聞いたことがあります。日頃から辛いものをあまり食べていないので耐性が無いんじゃないかな?

そんな中で辛い料理が少なく、在日コミュニティがそんなに発達していないベトナムの食材が入手しづらいのはしょうがないでしょう。日本にいる我々が批判できることじゃないんですからね。例えば自分がアメリカの片田舎で食材の不足を努力で補っている寿司職人だとします。お店にケント・デリカット似の客が来て「ウーン、やっぱりニホンの味が再現できていないネ!」とか半可通ぶったことを言われたら張り倒しているかもしれません。小林亜星や国本社長なら即訴訟ですよww

というわけでベトナム食材を探して都内をうろつく日々が始まるのでした(④に続く)





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Posted by トヨ  at 11:04 │Comments(0)ベトナム料理

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