2010年04月23日
ホットバターラム
「ラムが下衆な酒だっていうのかい。ジョンブルかぶれがよ」
「バターと砂糖を混ぜた酒が、下衆じゃないって言うのかね」
(「船長のお気に入り」/矢作俊彦(角川文庫「さまよう薔薇のように」収録))
下衆といえば確かに下衆なんですが、それでも寒い日にはつい頼んでしまう・・・。
そんなカクテルの代表格であり、一つ前の記事に書いたホットバターラムについて少々。本当は「ホットバタードラム」なのだそうですが、言いづらいのでホットバターラムのままにします。というかアイスバターラムなんて存在しないのでアメリカとかでは「バターラム」というのが一般的のようです。
ベトベトしま戦か?第9戦で人気商品だったカクテルです。ラムをお湯で割り、砂糖とバターを加えたもので寒い日にコレを呑むと本当に暖まります。つまり、第9戦の日はとても寒くて、逆に先日の第10戦は暖かったということですねww このレシピにシナモンを加えるお店も多いようですが、シナモン嫌いの人も多いのでウチでは入れていません。
ベトベトではベースのラムはマイヤーズを使用していますが、実は画像にあるベネズエラのアニベルサリオを使うともっと美味しいです。お湯でラムを割ると香りがかなり飛ぶので、ベースがしっかりしたラムを使うといいのですよ。じゃなんでマイヤーズを使うの??と思われるでしょうが、実はマイヤーズは松田優作が愛したラムなのです。
これは自分個人の勝手な妄想なのですが、リエナクトというのは戦場やその当時の歴史は当然として周辺のボンクラかつジャンクな文化・風俗を盛り込んで楽しむものと思っています。(サブカルチャーと言った方が通りがいいのでしょうけど、そうすると変な輩が湧いてくるのであえて使いません)60~70年代ボンクラ文化で松田優作の占める割合は非常に大きいですので、あえてマイヤーズを選択。安いからじゃないよ、ホントだよ!!
え?ベトナムで松田優作は関係ないだろうって??
たしかにその通りなんですが、逆に当時のアメリカ文化でニホンジンに肌感覚で馴染む物ってそうそう無いんですよ。それよりはこういう薀蓄レベルで当時の文化モノを入れるようにしています。
とは言っても限界はありますからね。もし私が「R&Rで訪れたトーキョーで見たジャパニーズマフィア映画」とか言って東映ヤクザ映画の真似を始めたら撲殺してもいいですから止めて下さいwwww
ちなみに松田優作は渋谷センター街の「門」でマイヤーズのソーダ割を黙々と呑んでいたそうですが、このマイヤーズのソーダ割り、正直あんまし美味しくないです・・・。
タグ :ベトベトしま戦か?
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ベトベトマニアVol.5 終了しました!
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洋画で意味の判らないジョークを調べると
当時の人気女優だったりするように
当時の文化などを調べると面白いですから
ヒストリカルと言うと緑青臭さの追求になりがちですが、
三島軍曹じゃないですけど当時の兵隊さんにしたら
単なる軍から支給される作業服ですから
ブーツの底より今月のプレイメイトのほうが気になってる筈ですよねw
そんな当時の流行りや風俗まで再現するイベントになったら素敵ですよね
日本人はベトナム人と同じ感覚ですから
西部劇見てカウボーイに憧れたりしてれば良いんだと思いますw
でもそんなかんたんな展開だとすぐ飽きが来るとおもうんですよ。
趣味を長く続ける&深く追求するのに周辺文化・歴史の考察・再現は必要ですよね。
そういうわけで、今度サムズさんがやる現用イベントに自分が今ひとつピンとこないのはイスラム文化に馴染みがないからですww